【「TRC MARC」の商品解説】
中国の四川大地震から13年が経ちました。
2008年5月12日、北京オリンピック開催直前に四川大地震が発生しました。この地震をきっかけに、中国社会ではボランティア元年やNGO元年と呼ばれる市民の活動が盛り上がりました。中国政府も微妙な駆け引きをしながら復興に取り組まざるを得なくなりました。また、そこから日本が学ぶべき教訓についても考えています。
この本は、若手の中国人研究者たちが、現地での調査を通じて得た成果をもとに執筆しました。彼らは中国語の能力と現地のネットワークを活かして、研究会を重ねて検討しました。また、四川や日本の大学や研究所で活躍する中国人研究者や、JICAの四川支援に関わった日本人などによるコラムも掲載されています。
災害や防災は、日本と中国の間で国際協力が期待される重要な分野です。また、アジア太平洋地域では災害が頻発するため、これらは重要な課題となっています。この本は、四川や日本の大学や研究所で活躍する中国人研究者や、JICAの四川支援に関わった日本人などにとっても興味深い読み物となっています。
