「あしたの防災学」という本は、地球科学者の視点から災害と防災について考える内容です。日本列島では、世界中で起こるマグニチュード6以上の地震の20%以上が発生しています。さらに、近年では前例のないほどの大雨を降らせる線状降雨帯も多く発生しています。こうした自然災害から身を守るためには、どのような対策を取れば良いのでしょうか。そのためには、自然現象が起こるメカニズムや過去の災害について知ることが非常に重要です。この本では、地球科学を専門にする著者が地震、津波、火山、気象などの自然災害について考えながら、対策を提示しています。まずは「敵を知る」ことから始めましょう。自然災害のメカニズムや過去の災害について学ぶことで、将来の災害に備えることができます。